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若き信州は台風の目になるのか

本日は広島について書こうと思っていたのですが、どうしても信州の補強が気になったので記事にします。

信州はHCを変えなかったということでスタイル的には昨シーズンを踏襲していくはずです。

そこに昨季強みにはなっていなかった日本人のウイング型の選手を補強してきました。

 

現在の信州のロスター

残留

西山達哉選手(PG)

栗原ルイス選手(SG)

三ツ井利也選手(SF)

ヤン・ジェミン選手(SF)

ウェイン・マーシャル選手(C)(外国籍)

アンソニー・マクヘンリー選手(PF/C)(外国籍)

新加入

岡田侑大選手(PG/SG)←富山

前田怜緒選手(SF)←滋賀

 

ここに外国籍選手をもう1人と、大崎選手らのハンドラーを何人か加入させるような形のロスターになりそうです。

日本人ウイング(ヤン・ジェミン選手は日本人扱い)はこれでおおむね確定でしょうが、特筆すべきはその若さです。

三ツ井選手…27歳

栗原選手…24歳

前田選手…23歳

岡田選手…22歳

ヤン・ジェミン選手…21歳

中堅的な年齢なのは三ツ井選手のみ。あとは全員が若手と言われるカテゴリーに属す選手となりました。

今回はこの5人を中心に信州の来季を占ってみようと思います。

 

岡田侑大と前田怜緒

岡田選手

20-21シーズンスタッツ

57試合(スタメン22試合)

平均22分出場

得点…9.7点

リバウンド…1.7本

アシスト…2.1本

ターンオーバー…1.2本

3P成功率…43.8%

FG成功率…44.9%

この補強は大きいと思います。

少なくとも去年同じポジションでプレーしていた選手からはかなりアップグレードしたといえます。

富山では役割的にシューターとしての振る舞いが求められる場面も多かったですが、それをハイレベルにこなしました。

ただ、本質的にはハンドラーの選手です。富山でも終盤はかなりハンドラーとしてオフェンス参加している場面が見られました。

(現状は)ハンドラーが西山選手のみの信州に加入したことでさらなる活躍が期待できると思います。

昨季キャリアハイだったアシスト数がさらに伸びると信州としては面白いかな。

 

前田悟選手と岡田侑大選手が両方流出した富山…

「お金がない」と嘆く声はよく目や耳にしますが、どちらかを残すことはできたのでは?と思います。

 

前田怜緒選手は昨日述べたことが割とすべてかなと思います。

今日のこの状況を見るともしプレータイムや役割の増加を求めての移籍ならいささか厳しい環境かなと思います。

若い選手が揃っているので優先的に育てる理由もほとんどないですし…

ただ信州にとっては+な補強であることに疑いの余地はありません。

ヤン選手や三ツ井選手などとの競争相手にはうってつけですしね。

栗原選手を含めた4人を食う可能性だってあるわけです。

 

3人目の外国籍選手は

今季の信州は残留が決まった上記の2人に加え、ジョシュ・ホーキンソン選手をロスターに加えて戦っていました。

3人の役割的には

マクヘンリー選手…ハンドラー

ホーキンソン、マーシャル選手…インサイド

という感じでしたが、3人とも3Pシュートを多投していました。

おそらく3人目の外国籍選手は

インサイドで体を張ってプレーできる

・3Pシュートを積極的に打つことができる

ここ辺りを求めていそうです。

こんなのどこのチームもそうか。

千葉を退団したショーター選手はないんじゃないかなあ。日本人ビックマンが獲得できるなら話は違いますが、だとすると岡田選手が宙ぶらりんになります。

 

信州は上を食えるのか

広島が大型補強に動いている今年のオフシーズンですが、信州は堅実に戦力アップに成功しつつあるように見えます。

それと同時に若返りにも成功したことはかなり大きいことでしょう。

移籍の激しいリーグですがこの若いメンバーを核にして中長期的な計画を信州は立てているはずです。

そのためには今年結果を出す必要があると思います。

今年結果を出して岡田選手や前田選手といった移籍組を繋ぎとめておけるかが信州の未来を決定づけるのではないでしょうか。