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挑戦者の司令塔たちを考察する(群馬編)

今回から群馬と茨城という昇格組の2チームのハンドラー、PGを見ていきます。

本当は正式発表をしてから書きたかったのですが、なかなかそれがなされないので…

 

群馬・今季のハンドラー事情

昨季のPG

笠井康平選手(未発表)

小淵雅選手(引退)

菅原暉選手(特指・未発表)

田原隆徳選手(山形へ移籍)

佐藤文哉選手(自由交渉リストに掲載)

 

このような状況です。群馬はそもそも契約の発表が最近始まったばかりなこともあり、未発表の選手も多いのですが、少なくとも笠井選手と菅原選手以外は変える方向です。

 

残すのではないかなという笠井選手のスタッツを

笠井康平選手

20-21シーズンスタッツ

57試合(スタメン53試合)

平均20分出場

得点…4.8点

リバウンド…1.5本

アシスト…3.2本

ターンオーバー…0.9本

3P成功率…33.3%

FG成功率…39.9%

CSでは7得点、4.3アシストとスタッツを伸ばしましたがそれほど目立ってよい成績を残していたわけではありません。

しかし、ハンドラーとして平均TOが1本弱と少な目であり、球離れよくタレント軍団にボールを配給できていました。スティールも1.3本とボールを奪う能力にも優れています。

そもそも群馬のハンドラーはMVPにも輝いたジョーンズ選手もこなすことが多く、球離れの良い笠井選手はジョーンズ選手の相性が良い選手だったと言えます。

ただスターティングPGとしては物足りない、と思われてたところに補強がありました。

 

五十嵐圭は若々しい

風貌のことじゃなくてですね。群馬はまだ未発表ですが五十嵐選手を獲得したようです。

41歳のベテランですが、どうでしょうか。数字を見てみましょう。

 

五十嵐圭選手

20-21シーズンスタッツ

47試合(スタメン47試合)

平均25分出場

得点…7.1点

リバウンド…2.1本

アシスト…4.1本

ターンオーバー…2.0本

3P成功率…35.3%

FG成功率…42.6%

 

スタメンクラスの実力はいまだに持っています。

平均得点を落としたのはチーム方針がぶれていたからとも言えますし、3Pシュートは昨季から改善させました。

まだ明確な衰えは見えません。

 

そして何が若いかと言いますと、五十嵐選手はプレースタイルがかなり現代化した選手です。

シュートの多くを3Pシュートが占め、2Pシュートの多くはゴール下でのプレー。

所謂3Pとゴール下という効率の良いシュートしか打たない選手なんですね。

ビッグマンとのピック&ロールからプルアップで3Pシュートを打つことを念頭に置いてゲームメイクをしていくスタイルは当たり前ですけどビックマンとの相性が非常に良いんですね。

2年前の新潟が敷いていた「戦術ガードナー」はある種の戦術の完成形だったと今でも思います。

 

で、五十嵐選手はフィットするのか

問題はここでして、五十嵐選手に合う外国籍・帰化選手が現状の群馬にいるのかという話です。

ジョーンズ選手とは合わない気がします。

五十嵐選手はさほどオフボールでは動かないのでジョーンズ→五十嵐というラインは想像がしにくい。(福田HCのころはやってたのでおそらくできないことはない?)

実は五十嵐選手はインサイドに侵入するタイプでもないのでキックアウトパスが出ることもあまりない。

新HC次第ではありますが、どうなるかは微妙ですね。

ポール・ヘナレとかお勧めよ。

もう1人のパーカー選手とは合う気がします。

富樫選手とのホットラインは記憶に新しいですし、ロールマン役を喜んでこなしてくれる選手ですのでかなり上手くいくと思います。

個人的には笠井-ジョーンズと五十嵐-パーカーその他で分けてもいい気がしますが、それだとそこまで勝てる気はしないのも事実。

残り2人の外国籍選手をどうするのか等に注目してみたいと思っています。

ガードナーが欲しい

 

茨城編は次回です。