Bリーグを徒然なるままに…

Bリーグのあれこれを書きます

橋本拓哉は再び輝けるのか

土日は動きがないですね。

移籍市場はどうなっていくのか今後も注視したいですが、今日は個人の話です。

橋本選手についてですが、個人的にBリーグで最も好きな選手です。

彼が去年いかに活躍したのかを語るために数字を持ち出してみようと思います。

ちなみに見切り発車なのでより良い数字を出す選手がたくさんいるかもしれません。

 

EFFについて

BリーグのスタッツにはEFFというものがあります。

端的にいえば貢献度の高い指標です。

今季一番高かったのは川崎のファジーカス選手でした。(EFF1530)

これのランキングを見てみるとずらっと外国籍選手と帰化選手が並ぶのですが、

41位にようやく帰化選手ではない日本人選手が出てきます。

41位 齋藤拓実 EFF860

いや、橋本選手じゃないんかい。

今日の表題になっている橋本選手は

85位です。(EFF437)

日本人では22番目ですのでさほどすごい数字ではありません。

ところがEFFを1試合平均にすると若干話が変わってきます。

 

日本人(帰化除く)選手のEFF平均値ランキング

1位  齋藤拓実        15.6

2位     金丸晃輔        14.0

3位  藤井祐眞        13.4

4位  富樫勇樹        13.1

5位  宇都直輝        12.3

6位  田中大貴        10.9

7位  橋本拓哉        10.9

8位  川嶋勇人                10.8

9位  ベンドラメ礼生                10.6

10位   シェーファーアヴィ幸樹 10.5

橋本選手は7位に来ます。

このEFFという数字はボールに多く絡む選手がどうしても数字が高くなっていく指標です(齋藤、藤井、富樫、宇都、ベンドラメ各選手)のでこの順位に着けていることはかなり立派です。

田中選手も怪我がありましたが相も変わらず価値の高い選手であることもここから見て取れます。

金丸?MVPです。なにかありますか?

 

橋本拓哉の貢献要因

では、橋本選手が何によって貢献度を高めていったのか。

ズバリ得点です。

日本人(帰化除く)得点ランキング

1位 金丸晃輔 16.8

2位 富樫勇樹 13.8

3位 橋本拓哉 13.4

規定試合には未達なのですが素晴らしい数字です。金丸バケモン。

細かく見てみると

得点…13.4点

3P成功率…43.1%(リーグ5位相当)

FG成功率…49.3%

FT成功率…86.1%(リーグ7位相当)

こんな感じになっています。

3Pシューターなのかなと思わせるスタッツですが、金丸富樫の両選手がシュートアテンプトのおよそ半分を3Pで占めるのに対し、橋本選手は3Pのアテンプトが全アテンプトのおよそ3分の1(130/400)となっています。

高確率の3Pシュートを持っているが、それに頼らずとも得点を量産できる選手。

実際にどんな感じで得点をとってるのかは橋本選手のキャリアハイの動画を見ればわかりやすいです。(橋本拓哉 キャリアハイで検索できます)

URL貼って良いのかわからないので…。

 

 

動画を見てもらえるとわかるのですが、オープンに動くシューター的な振る舞いと、ハンドラーとしてプレーメイク、ドライブを選択してプレーをしています。

外国籍選手に大きな役割を与えている今のBリーグの環境でここまでの仕事をこなしているウイングプレーヤーは他にいないと個人的に思います。

今季の大阪は角野選手が加入して、プレータイムが貰えませんでしたが、干されたというのではなく、橋本選手がその上を行ったという認識が正しいと思います。

 

もう1度輝けるのか

だからこそ今季、橋本選手が終盤に大怪我をして、離脱してしまったことは本人にとっては非常に痛い出来事だったと思います。

この活躍を続けていれば日本代表というのも見えていた矢先だったと思いますから。

ただ、橋本選手はまだ26歳。復帰後もこのハイパフォーマンスを続けていけば日本代表の座も見えてくるのではと思います。PGもこなせるタイプですし。

そして何よりも大阪が優勝するならば、橋本選手の活躍は絶対に欠かせないはずです。

みなさん、橋本拓哉選手に注目して見てください。