Bリーグを徒然なるままに…

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広島の大型補強(延長戦)

3回に分かれるとは思ってもみませんでした。

書きたいことが溜まって土日仕事してる人間としては辛い…

とはいえ途中で投げ出すのもアレなので広島編延長戦です。

今回は動かさなかったウイング編です。

 

広島自慢?の日本人ウイング

朝山選手

マーフィー選手

田中選手

今季2,3番ポジションでプレーしたのは主にこの3人でした。(3人の1試合当たりの合計プレータイムは約70分)

この3人のうち朝山選手とマーフィー選手は残留

田中選手に関しては20-21ロスターのメンバーで唯一未発表となっています(移籍リストにも契約継続の知らせもなし)

ここにハンドラー枠にも入れるかもしれませんが辻選手も加わります。

唯一手を加えなかったウイング陣は今季どのような成績を残していたのでしょうか。

 

朝山正悟選手

20-21シーズンスタッツ

55試合(スタメン33試合)

平均26分出場

得点…8.7点

リバウンド…2.2本

アシスト…2.2本

ターンオーバー…1.2本

3P成功率…40.1%

FG成功率…43.7%

 

元日本代表の40歳はそのシュート力が錆びついていないことを示しました。

今季はオンボールプレーも目立ちましたが本質的にはオフボールの動きに優れたピュアシューターになります。

この確率を来季も維持できればオフェンス面では脅威になるはずです。

一方でディフェンス面ではいささか衰えを感じさせる場面も多かったです。

特にオンボールディフェンスでは相手の標的にされる場面もありました。

恐らくプレータイムや役割が減ってくる来季にディフェンス面での良化はあるのかが気になるところです。

 

アイザイア・マーフィー選手

20-21シーズンスタッツ

55試合(スタメン44試合)

平均24分出場

得点…9.5点

リバウンド…2.6本

アシスト…2.1本

ターンオーバー…1.8本

3P成功率…31.0%

FG成功率…39.5%

 

ルーキーシーズンだったマーフィー選手は二桁に近い平均得点を挙げました。

こちらはボールを持つことで輝くスラッシャーですが、一方でインサイドに侵入した後のフィニッシュ能力やパスアウト能力には少し課題を残しました。

マーフィー選手のアシストが伸びた上でFG成功率が上がること、つまり彼の成長がそのまま広島のチーム成績につながっていくのではないでしょうか。

 

田中成也選手

20-21シーズンスタッツ

54試合(スタメン19試合)

平均20分出場

得点…4.9点

リバウンド…1.3本

アシスト…1.2本

ターンオーバー…1.0本

3P成功率…28.4%

FG成功率…31.0%

 

こちらは初のB1で苦しんだスタッツになりました。

決して3Pの下手な選手ではないのですが(19-20シーズンは約43%の3P成功率)B1のディフェンスの強度とそもそもチームでオープンが作れなかったことでシュート面では中利苦しみました。

一方ディフェンス面では決して悪いイメージはありません。

ティールこそ少ないですが、相手のハンドラーを粘り強くマークしていました。

 

田中選手に関しては残すのか放出するのかはまだ未決定です。

2,3番の4番手というとプレータイムが多そうな気もしますが、ケネディ選手のいる広島ではオンザコート3も使えますのでプレータイムという面に関しては間違いなく短くなります(少なくとも20分はもらえないはず)。

田中選手が待遇に不満がないのであれば残すべきだとは思いますが、広島はどう動くでしょうか。

 

もう何人かの補強はあるのだろうけど…

日本人のビッグマン(必要か?)も含めもう少し広島は動くかもしれませんが、核になるメンバーは固めたのではないかと思います。

若手をかき集めている信州とは違い、広島は一見ビッグネームをかき集めたように見えて、中身はチームの今季の課題を埋めるための即戦力を集めたオフシーズンとなっています。

広島がどこまで勝てるのか、この

 

 

補強の成否の答え合わせは21-22シーズンです。