Bリーグを徒然なるままに…

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広島の大型補強(後編)

広島編

後編です。

各選手と新HCを見ていきましょう。

 

補強⓪ HCをミリング氏に

まず、指揮官を替えました。

横浜でHCをしていたミリング氏にチームの指揮を任せることになりました。

それに伴って横浜からは加藤ACも獲得しています。

ミリング氏は横浜を退団してフランスのクラブのHCに就任する予定だったはずですが…

人間性を評価した」とのことですが、契約を反故にしているわけでね…よくわかりません。

 

冗談はさておいて

手腕に関してですが、バランスアタックを好むコーチで絶対的なエースを作らず、横浜の成績を向上させました。

日本人で見てもチェンバース選手や森川選手が二桁に近い平均得点を記録しましたし、生原選手や森井選手が3Pシュートを積極的に放ちました(なお成功率)

特に森井選手は試投数が大きく増加しています。

このことからもハンドラーにもある程度のシュートアテンプトを求めるコーチであると思われます。

広島は得点を取れる日本人選手が多くおり、帰化選手のケネディ選手にも得点が期待できます。

ミリングHCとしては手腕が発揮しやすい環境なのではないでしょうか。

補強① ハンドラー 寺嶋選手、青木選手、辻選手

まずは今季の懸案事項となっていたハンドラーたちです。

辻選手を含めると3人を補強しました。

柳川選手をどう扱うかによりますが、このポジションの補強は今後ないのではないでしょうか?

辻選手については以前

baskba28.hatenablog.com

書いたので省略しますが、残りの2人については考えてみましょう。

 

寺嶋良選手

20-21シーズンスタッツ

55試合(スタメン55試合)

平均22分出場

得点…8.1点

リバウンド…2.3本

アシスト…3.2本

ターンオーバー…1.3本

3P成功率…31.3%

FG成功率…44.6%

 

得点力という面では申し分のない補強となりました。

京都はハンドラーを外国籍選手に任せる場面も多かったので、さらなるスタッツの向上も見込めるかもしれません。

ただ、彼も3Pシュートはシーズンで80本しか試投しておらず、ここの部分には課題を抱えています。

ミリングHCがここをどう扱うかは注目点の一つです。

 

青木保憲選手

20-21シーズンスタッツ

37試合(スタメン0試合)

平均6分出場

得点…1.7点

リバウンド…0.4本

アシスト…1.1本

ターンオーバー…0.4本

3P成功率…35.0%

FG成功率…42.6%

 

3番手からのステップアップの狙った移籍になります。

こちらは3Pシュートを打つことにためらいはないタイプの選手です。

ただ、まあそれだけです。

青木選手が戦力として化けたら広島のCSは現実的になってくるはずです。

 

補強② 外国籍選手 メイヨ選手とジャクソン選手

次に外国籍選手です。

 

ニック・メイヨ選手

20-21シーズンスタッツ

55試合(スタメン55試合)

平均33分出場(リーグ1位)

得点…21.5点(リーグ1位)

リバウンド…8.1本

アシスト…2.2本

ターンオーバー…1.8本

3P成功率…41.8%

FG成功率…52.2%

FT成功率…82.2%

 

言わずと知れた得点王です。

北海道で長いプレータイムを与えられ、絶対的エースとしての役割を全うしました。

3Pシュートも40%を超える高確率で沈めており、千葉の3番手に甘んじた19-20シーズンからは大きな成長を見せています。

また、彼の場合は自分でボールを持ち続けるタイプではないので高いシュート力を生かしてフィニッシャーに徹することができればチームとしては大きな戦力となるでしょう。

 

チャールズ・ジャクソン選手

20-21シーズンスタッツ

60試合(スタメン60試合)

平均26分出場

得点…15.6点

リバウンド…8.8本

アシスト…1.6本

ターンオーバー…2.2本

3P成功率…0.0%(試投数は1本)

FG成功率…65.9%

FT成功率…56.8%

 

こちらは、3Pシュートが打てないことがどうしても気になります。

エチェニケ選手との併用はしにくいです。

むしろエチェニケ選手と同じタイプの獲得をして2人で1人分の働きを期待してるのかもしれません。だとしたら贅沢な補強ですが。

貧乏クラブが黙っちゃいないぞ。

なので予想される外国籍選手の運用は(ケネディ選手含む)

パターン①

ケネディ選手、メイヨ選手、エチェニケ選手orジャクソン選手

のオンザコート3

パターン②

メイヨ選手とエチェニケ選手orジャクソン選手

パターン③

ケネディ選手とエチェニケ選手orジャクソン選手

この3パターンが予想されます。

当然ジャクソン、エチェニケ両選手を並べることもできなくはないですが

スラッシャータイプの寺嶋選手はこれだとプレーがしにくくなるはずです。

インサイド専任の外国籍選手を2人抱えるというのは併用がしにくいというリスクがあると思いますが、果たして。

 

そしてオーバータイムへ…

長くなったので続きは次回です…

 

 

ウイングの日本人編です。。。